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INTERVIEW 2024.09.18

横浜eスポーツ協会が創る新たな文化、eスポーツの可能性と未来

横浜市でeスポーツの普及とITリテラシーの向上を目指して活動する一般社団法人横浜eスポーツ協会。彼らの活動は、単なる娯楽を超えて地域社会の活性化や福祉の向上にまで及んでいます。今回は、横浜eスポーツ協会の取り組みやビジョン、そして今後の計画について、横浜eスポーツ協会の大原譲さんにお話を伺いました。
一般社団法人 横浜eスポーツ協会
代表理事 大原譲さん

事業の概要

吉田
貴団体がどのような事業に取り組んでいるのか教えてください。
大原さん
横浜市において、eスポーツの楽しさを体験し、理解を深めることを目的としています。また、若年層のITリテラシー教育を推進し、横浜の新しい文化の発展に寄与することも大きな目的です。具体的には、大規模大会「横浜eスポーツ大会 戦参〜SENZAN〜」の共催や地域の催しへの体験ブース出店の企画などを行っています。
市役所アトリウムで横浜eスポーツ大会「戦参」
https://www.hamakei.com/headline/12289/

目指す社会像とビジョン

吉田
貴団体が目指している社会像やビジョンについて教えてください。
大原さん
eスポーツという言葉が2010年頃から一般的に普及し始めましたが、まだ文化としてはマイナーな印象を持っている方も多いです。ゲームには様々なタイトルがあり、それぞれにファンがいるため、層がバラバラな状況です。しかし、横浜市での活動を通じて、eスポーツが深い文化として根付くことを目指しています。具体的には、特定のタイトルの認知度を高め、地域のお祭りのようなイベントを毎年開催し、市民の楽しみになることを目標としています。

注目の事業・サービス・取り組み

吉田
特に知ってもらいたい事業や取り組みについて教えてください。
大原さん
特に注目してほしいのは、年に一度横浜市役所を舞台に開催している「横浜eスポーツ大会 戦参〜SENZAN〜」です。この大会は、横浜市でのeスポーツの活性化だけでなく、障害をお持ちの方の社会参加や自立生活の支援を目的としています。また、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念にも寄与する大会運営を目指しています。

今後の取り組み

吉田
今後計画しているプロジェクトや新しい取り組みについて教えてください。
大原さん
横浜市との共催イベントとして、横浜市役所アトリウム2階のプレゼンテーションスペースで「eスポーツの過去・現在・未来」をテーマに企画展示を予定しています。この展示では、eスポーツを身近に感じてもらうために試遊台を設置し、多くの方々に楽しんでもらえるよう工夫しています。展示期間は2024年8月23日(金)~9月1日(日)を予定しています。
横浜eスポーツ大会戦参〜SENZAN〜

社会課題と解決方法

吉田
貴団体が取り組んでいる社会課題とその解決方法について教えてください。
大原さん
eスポーツを通じて、孤独になりがちな障害者や高齢者の方々に対し、社会的つながりの場を提供しています。また、eスポーツを通じて「指先の運動」や「思考能力」を使うことで、認知症予防にも役立てています。さらに、eスポーツを通じて新たな職域を生み出し、雇用創出にも貢献しています。横浜で開催される大会を通じて地元企業を知ってもらい、地元産業の強化を目指しています。

まとめ

今回のインタビューを通じて、一般社団法人横浜eスポーツ協会がどのように地域社会に貢献し、eスポーツを通じて新たな文化を築いているのかが明らかになりました。彼らの取り組みは、eスポーツを単なる娯楽から社会的なつながりや福祉の向上、地域産業の活性化にまで広げることを目指しています。これからの彼らの活動に大いに期待し、応援していきたいと思います。

一般社団法人 横浜eスポーツ協会
Webサイト
https://yokohama-esports.com/
横浜eスポーツ大会 戦参〜SENZAN〜
https://senzan.jp/
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