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INTERVIEW 2024.09.18

舞鶴市のラジオ局~広がるコミュニティの力~

京都府舞鶴市にある地域密着型のコミュニティFM局、FMまいづる77.5 Marine Station Kyotoは、海に面したこの美しい地域から情報を発信し続けています。開局から8年を迎えた今、彼らはどのような挑戦を続けているのか。そして、どのようにして地域の活性化を図っているのか。Heart Stationインタビュアーの吉田が、FMまいづる77.5のジェネラルマネージャーである時岡氏に話を伺いました。
FMまいづる 77.5MHz Marine Station Kyoto
ジェネラルマネージャー 時岡さん

FMまいづる77.5 Marine Station Kyotoのコンセプトと役割

吉田
まず、FMまいづる77.5の設立の経緯と、その背後にあるコンセプトについて教えていただけますか?
時岡さん
FMまいづる77.5は、2016年に開局しました。当初から、舞鶴市の自然豊かな環境、特に海に焦点を当てて情報を発信していくことを目標にしていました。京都部の北部は「海の京都」として位置づけられており、その環境資源を京都府全土、さらにはインターネットを通じて全国に発信しています。地域FMという枠組みの中で、限られた地域に情報を届けるだけでなく、インターネットを活用して広く情報を届けることで、舞鶴の魅力をより多くの人に知ってもらおうと努力しています。

地域活性化の取り組みと観光事業

吉田
FMまいづる77.5では、放送以外にも地域活性化のための取り組みを行っていると伺いましたが、その内容について詳しく教えてください。
時岡さん
そうですね。私たちは放送局としてだけでなく、舞鶴市から指定管理者として五老スカイタワーや五老スカイカフェnanakoの運営も行っています。これにより、放送と観光事業を組み合わせた新しい形で地域活性化に貢献しています。舞鶴市は観光地としても注目されていますので、私たちはイベントにも力を入れています。例えば、FMまいづる77.5Marine Station Kyotoというコンセプトで、海の魅力を活かしたイベントや放送を行っています。
五老スカイタワー

舞鶴の独自の放送内容—「海自まい日記」

吉田
FMまいづる77.5の放送内容についてもお聞きしたいのですが、特に特徴的な番組はありますか?
時岡さん
はい、特に特徴的なのは「海自まい日記」という番組です。舞鶴は元々海軍の軍港でしたが、現在は、海上自衛隊舞鶴地方隊となっています。この番組では、毎回、海上自衛隊の方々をゲストにお迎えし、海上自衛隊の活動を詳しく紹介しています。これは、地域に根ざした情報発信の一環であり、舞鶴の歴史や現在の姿を地域住民やリスナーに伝える重要な番組です。

京都のコミュニティラジオ局との連携

吉田
FMまいづる77.5は、他のコミュニティFMとも連携していると聞いていますが、具体的にはどのような連携を行っていますか?
時岡さん
実は私は、京都市にある京都三条ラジオカフェの立ち上げにも関わった経緯があります。そして現在、FMまいづる77.5は、FM79.7京都三条ラジオカフェ、FM87.0 Radio Mix Kyoto(京都市)と連携し、コミュニティFMアライアンスを組んでいます。この連携により、それぞれの局が持つ強みを共有し、さらに魅力的な番組を提供できるように努めています。地域ごとに異なる魅力を持つコミュニティFMが連携することで、リスナーに新たな価値を提供することができると考えています。

今後の展望と地域への想い

吉田
最後に、FMまいづる77.5の今後の展望と、地域に対する想いをお聞かせください。
時岡さん
私たちは、これからも舞鶴市の地域活性化に向けて取り組みを続けていきたいと考えています。海に面したこの美しい地域の魅力を、より多くの人に知ってもらうために、放送内容を充実させるとともに、観光事業とも連携して新しい企画を打ち出していきます。また、コミュニティFMアライアンスを通じて、他の地域とも協力し合いながら、地域の魅力を最大限に引き出していきたいと思っています。

今回のインタビューを通じて、FMまいづる77.5が地域にどれほど深く根ざし、その発展に寄与しているかが明らかになりました。海の京都と称される舞鶴市から、地域の魅力を全国に発信する彼らの活動は、まさに地域コミュニティの力を象徴しています。今後も、彼らの取り組みに注目し、応援していきたいと思います。

FMまいづる 77.5MHz Marine Station Kyoto
Webサイト
https://775maizuru.jp/
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