デザイン会社の誕生

木村

MOEKOさん
私が21歳の時、オーストラリアでの留学中にいわゆる「デコ」と呼ばれるデコレーションした製品をつくったことがきっかけです。そこから、ブランド作りや作家活動を経て、総合デザイン会社を創設しました。


木村
創立から20周年とのことですが、あっという間でしたか?

MOEKOさん
あっという間ってほどスムーズではなく葛藤をした時期もありました。でも、アメリカと日本を行き来して学んだ「社会的インスピレーション」が、総合デザイン業の基盤になったと思います。
社会問題とデザインのつながり

木村
「満足よりも感動を」というコンセプトには、どのような想いが込められているのでしょうか?

MOEKOさん
私のものづくりに対する考え方は、「お金をもらう以上、自分で作れる程度のクオリティーでは不十分」という思いに基づいています。「感動」は心の中に残り、人を動かす力があります。私が手がけたデザインが人の生活を導き、それが社会をより良く変える一歩となれば、これほど幸せなことはありません。


木村
人の生活を導くとは、具体的にどのようなことを指しますか?

MOEKOさん
デザインを通じて社会問題に積極的に関わっていきたいと思っています。車椅子の方でも着られる特殊なウェディングドレスを製作したり、「あったら良いな、嬉しいな」を具現化するなど、人に優しいプロダクトを生み出すことは、単なる仕事の極意にとどまらず、社会への貢献のあり方としても意識しています。
赤髪スタイルの原点


木村
赤髪にした理由をお伺いしても宜しいですか?

MOEKOさん
単に目立ちたいという思いで始めたわけではなく、養護施設でのボランティア活動を通じて、「普通とは違う」とコンプレックスを持っている子どもたちに興味を持ってもらう為、覚えてもらいやすくする為に赤髪にしました。「この人なら(普通と違うから)話しても大丈夫」と感じてもらえる大人を目指し、私のシンボルとして15年ほど継続しています。

木村
赤髪にしたことで、どのような反響がありましたか?

MOEKOさん
個性的な外見にしたことで、良しも悪しも、自分が体感する感情や評価の幅が広がった事、なにより、社会や大人の助けを必要としている子ども達に話しかけられる機会が増えたことは大きな成果です。
まとめ
MOEKOさんは、ものづくりやデザイン業界を通じて社会問題に向き合い、「感動」を重要視するスタンスを貫いてきました。その活動は、多くの人々の生活を変えるきっかけになっています。今後も「赤髪デザイナーMOEKO OSAWA」の活動に目が離せません!
株式会社MOEKOOSAWA
- 担当者名
- 大澤 萌子
- 電話番号
- 03-6311-1717
- メールアドレス
- info@moekoosawa.com
- Webサイト
- https://moekoosawa.com/
- https://www.facebook.com/moekoosawaofficial
- https://instagram.com/moekoosawa
- StudioHIME
- http://himejapan.com/